範疇性定理を目指して(寄り道) ~可算モデルを数える~
今回は二回目の寄り道です.
いろいろな理論に対して,可算モデルの数を数えてみようと思います.
可算言語上の完全な理論おいては可算モデルは高々 個しかありませんから,
可算モデルがひとつしかないような理論や,
可算個ある理論にはどんなものがあるだろう
と考えるのはなかなか興味深いことだと思います.
そのなかで,実は
可算モデルをふたつだけもつ理論は存在しない(今回は示しません)
のですが,
可算モデルをひとつだけもつ理論
可算モデルを 個 もつ理論
可算モデルを 個もつ理論
可算モデルを 個もつ理論
はすべて存在し,今回それぞれ例をみていこうと思います.
今回は雰囲気を感じることを主にしていますので証明など,
少し荒い部分があるかもしれません.